来週の日本株の読み筋=米大統領選が焦点、国内企業の好決算に下支え作用も

国内市況

株式

2020/10/30 18:03

 来週(11月2-6日)の東京株式市場は、現地3日投開票の米大統領選挙が焦点になるが、国内企業の好決算が下支え作用する可能性もある。

 米大統領選に関しては、トランプ氏の支持率が大票田のフロリダ州でバイデン氏を一時逆転するなど「バイデン勝利」と決めつけられなくなり、法廷闘争で勝敗判明が長引くシナリオもあり、不透明感を引きずる。ただ、ホワイトハウスと連邦議会の構図がどんな形になるせよ、結局は一長一短で相場への影響は限定的との見方も出ている。一方、決算発表が本格化するなか、7-9月期決算の序盤は市場予想を上回るケースが多く、4-6月期を底とする業績回復の傾向が投資家心理の悪化を食い止める要因になり得る。

 欧米を中心とする新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念が、足元の地合い悪化の主因となっているが、追加経済対策への期待とともに、FRB(米連邦準備制度理事会)の金融緩和余力も意識され、売りのスパイラルにつながりにくいとみられる。ただ、10月30日の日経平均株価は75日移動平均線を下回り、心理的なフシ目となる2万3000円をも割り込んだ。早期に落ち着きを取り戻せないと、調整が尾を引く可能性もある。

 スケジュール面では、国内で4日に9月16-17日開催の日銀金融政策決定会合議事要旨、6日に9月家計調査が発表される。海外では2日に中国10月Caixin製造業PMI(購買担当者景気指数)、3日に米大統領選挙・上下両院選挙、4日にFOMC(米連邦公開市場委員会、5日まで)、米10月ADP(オートマチック・データ・プロセシング)雇用統計、米9月貿易収支、5日にパウエルFRB議長会見などが予定されている。

 30日の日経平均株価は大幅に5日続落し、2万2977円(前日比354円安)引け。欧米の新型コロナウイルス感染再拡大への警戒感が根強いなか、日本時間30日の時間外取引で米株価指数先物が下落した流れを受け、軟調に推移した。米株先物の一段安や円高への警戒とともに、現地11月3日の米大統領選挙を控え、持ち高整理売りの動きが強まり、下げ幅は一時380円を超えた。

提供:モーニングスター社

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