<相場の読み筋>11月4日
2020/11/4 7:34
3日の米国株式は、続伸した。NYダウが前日比554.98ドル高の2万7480.03ドル、ナスダック総合指数が同202.961ポイント高の1万1160.572ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億6186万株、ナスダック市場が31億6505万株だった。米大統領選挙の投開票日を迎え、米メディアの世論調査では、民主党のバイデン候補が優勢と報じられた。バイデン候補が勝利した場合、大型の経済対策が実施されるとの思惑から、買い優勢の展開が続き、NYダウは一時、710ドルを超える上昇をみせる場面もあった。同指数の採用銘柄では、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス<WBA>やゴールドマン・サックス<GS>、ボーイング<BA>などが、値上がり率の上位に入っている。
4日の東京株式は買い先行後、値動きの荒い展開となりそう。現地3日の米国株式は、大統領選挙で民主党のバイデン候補が優勢と報じられ、大型の景気対策への期待感が浮上し続伸となっている。ただ、4年前の大統領選挙では、最終盤の大逆転でトランプ候補が勝利し大統領に就任しただけに、予断は許されず、買い一巡後は、模様眺めムードが広がりそう。機関投資家などは売買を見送ることも想定され、薄商いのなか開票速報などを受け、値動きが大きくなる可能性もあり、注意したい。為替相場は、ドル・円が1ドル=104円台の半ば(2日終値は104円84-85銭)、ユーロ・円が1ユーロ=122円台の半ば(同121円92-96銭)。
現地3日のADR(米国預託証券)は円換算値で、楽天<4755.T>、コマツ<6301.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、2日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所終値比550円高の2万3830円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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