<米国株情報>ディズニー、第4四半期業績が市場予想上回る

株式

2020/11/16 10:17

 ウォルト・ディズニー<DIS>が13日、2.10%高の138.36ドルと4営業日ぶりに反発した。

 12日引け後に20年9月期第4四半期(7-9月)の決算を発表。売上高は前年同期比23%減の147億700万ドル、最終損益は7億1000万ドルの赤字(前年同期は7億7700万ドルの黒字)と、2ケタ減収に24年ぶりとなる2期連続の赤字計上となり、一時的要因を除いた調整後の1株当たり損益(EPS)は0.20ドルの赤字(同1.07ドルの黒字)に悪化したが、売上高、同EPSともに市場予想ほど悪化しなかった。

 部門別では、動画配信サービスの「ディズニー・プラス」などを含むコンシューマー・プロダクト部門の売上高が前年同期比41%増の48億5300万ドルとなり、市場予想を上回った。ディズニー・プラスの視聴契約者数は7370万人と、24年までに6000万-9000万人とする会社目標にすでに達成した。また、ケーブルテレビなどメディア・ネットワークス部門は同11%増の72億1300万ドルとなり、市場予想を上回った。

 一方、国内外のテーマパークのうち、主力のカリフォルニア州とフランスのテーマパークが臨時休業となったため、テーマパーク部門の売上高が前年比61%減の25億8000万ドルと大幅減収となったが、市場予想を上回った。ロバート・チャペックCEO(最高経営責任者)は、カリフォルニア州のテーマパークの営業再開のメドについて、州政府からの許可が得られない見通しのため、臨時営業が年末まで続くとしている。

 映画部門は同52%減の15億9500万ドルと大幅減収となり、市場予想を下回った。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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