サイバーLが急騰し年初来高値を更新、通期の営業利益予想を上方修正し1株に付き2株の株式分割も実施へ

株式

2020/11/16 14:14

 サイバーリンクス<3683.T>が急騰。13日引け後の決算発表で、20年12月期の連結営業利益予想を上方修正し、20年12月31日を基準日として1株に付き2株の株式分割を実施すると発表。好感買いに株価は前週末比700円ストップ高の4950円まで値を上げ、10月16日に付けた年初来高値4745円を更新している。

 20年12月期について、予想売上高は従来の139億2600万円から127億8800万円(前期比22.4%増)に減額したが、営業利益を6億3900万円から9億1500万円(同2.0倍)に引き上げている。主力の「ITクラウド」は、官公庁分野において、一部の防災行政無線デジタル化工事案件の発注時期が想定よりも遅れていること等により売上高は未達となるが、原価削減努力による利益率改善で利益は計画を上回る見込み。一方、「モバイルネットワーク」は、緊急事態宣言を受けて実施した業務縮小の影響等で売上高は未達となるが、NTTドコモ<9437.T>からのコロナ対策支援金や、重点目標達成によるインセンティブ収入の獲得、経費削減などにより、利益は計画を上回る見込み。

 20年12月期第3四半期累計(1-9月)は、売上高94億8600万円(連結財務諸表を作成は前期末からのため増減比較はない)、営業利益7億1900万円で、営業利益は従来の通期予想を超過している。

 午後2時11分現在はストップ高買い気配で差し引き5万株の買い越し。

提供:モーニングスター社

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