<米国株情報>GM、「シボレー・ボルト」6万8667台をリコール―充電池の不具合で

株式

2020/11/17 10:17

 米自動車最大手ゼネラル・モーターズ<GM>は13日、17-19年型の完全プラグイン電気自動車「シボレー・ボルト(Bolt)」に搭載している充電池に不具合が見つかったとして、6万8667台をリコール(無償回収・修理)したことを明らかにした。放置すると発火の恐れがあるという。経済専門チャンネルCNBC(電子版)などが伝えた。

 リコールのうち、米国内はその大半の約5万1000台を占める。高速道路交通安全局(NHTSA)は19年10月、シボレー・ボルトの充電池の不具合が原因と見られる3件の発火事例について調査を開始していた。

 GMはこれまで5件の発火事例が充電池に関連していることを確認しており、現在、同社のエンジニアチームが発火原因を調査中だ。これまでに発火事例の共通点として、充電池がフル充電か、またはそれに近い状態で発火していることが分かっている。

 問題の充電池は韓国の総合化学メーカーLG化学によって16年5月から19年5月の3年間に製造された。不具合については21年まで解決できない見通しのため、同社ではシボレー・ボルトの所有者に対し、ソフト修正により充電率を100%にならないよう90%に抑える対策を講じている。19年型車の一部と20-21年型のシボレー・ボルトの充電池は不具合を起こしたものと種類が異なるため、リコールの必要はないとしている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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