日立、がん研究会有明病院とタブレット型ロボットをがん薬物療法中の患者の体調などの事前確認に活用

株式

2020/11/24 7:35

 日立製作所<6501.T>は19日、がん研究会有明病院(東京都江東区)と、タブレット型ロボットをがん薬物療法中の患者の体調や副作用状況などの事前確認に活用した場合の効果についての評価研究を、11月末から開始すると発表した。

 第1段階として、外来で薬物療法を受ける大腸がんの患者を対象に、これまで医師の診察待ち時間の間に薬剤師が行っていた抗がん剤の副作用発症状況の確認を、タブレット型ロボットを用いて行う。問診結果は病院内のサーバに保管され、薬剤師はこのタブレット問診の結果をPCで確認し、対面による問診が必要かどうかを判断。また、外来当日の血液検査などの検査結果と合わせて患者の状態に関する情報をAI(人工知能)を用いて分析し、副作用が出ており当日の治療に注意が必要な患者や、抗がん剤の投与を見合わせた方が良い患者などに分類し、副作用の見逃しを防止する仕組みを構築するという。

 20日の終値は、前日比1円安の3962円。

提供:モーニングスター社

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