まぐまぐ、21年9月期は経常増益へ

株式

2020/11/24 9:17

 まぐまぐ<4059.T>の2020年9月期決算は非連結売上高6億8300万円(前年同期比4.3%減)、経常利益1億2600万円(同38.4%減)だった。従来予想の売上高6億6800万円、経常利益1億1800万円を上回って着地した。

 同社はメールマガジン配信プラットホームを中心としたプラットフォーム事業のほか、「MAG2 NEWS(まぐまぐニュース)」「MONEY VOICE(マネーボイス)」「TRiP EDiTOR(トリップエディター)」「by them(バイゼム)」の4メディアで構成されるメディア広告事業を手掛けている。

 20年9月期はプラットフォーム事業が順調な成長を続けた。「まぐまぐ!」有料会員数は13万人になり、前期末比8000人増えた。メディア広告事業は自社メディアの強化に注力し、PV(ページビュー)、UU(ユニークユーザー)数は堅調だったものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響で広告出稿が減少するなど苦戦した。

 21年9月期の業績予想は売上高7億円(前期比2.6%増)、経常利益1億3000万円(同3.2%増)を見込んでいる。

 プラットフォーム事業は新規クリエイターの開拓、「まぐまぐ!」へのシステム投資などにより増収となる見通しだ。半面、新型コロナウイルスの影響が続くと想定し、メディア広告事業、その他事業は減収と予想している。

 一方、同社のビジネスモデルはプラットフォーム事業とメディア広告事業の両輪の相乗効果により成長サイクルを形成するというもの。今後もコンテンツ、配信方法の多様化により、両事業で新しい価値を提供するとともに、成長加速を図る構えだ。

提供:モーニングスター社

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