日経平均は16円程度高、買い先行後は利益確定売りに上値を抑えられる格好=2日寄り付き

 2日午前9時24分すぎの日経平均株価は、前日比16円程度高い2万6804円前後で推移する。寄り付き直後には、同102円36銭高の2万6889円90銭を付けている。きのう1日の強い動きが継続したことや、現地1日の米国株式市場で、ナスダック総合指数が史上最高値を更新したこともあり、買いが優勢スタートとなった。ただ、時間外取引で米株価指数先物が下落していることから、利益確定売りに上値を抑えられる格好となっているもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所終値比115円高の2万6915円だった。

 業種別では、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が上昇。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も高い。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、三井物産<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も堅調。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株も上げている。

 個別では、クボテック<7709.T>、ロックフィル<2910.T>、キムラタン<8107.T>、日電子<6951.T>、フジクラ<5803.T>などが上昇。半面、グリムス<3150.T>、GDO<3319.T>、伊藤園<2593.T>、GMOGHD<3788.T>、インソース<6200.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時24分時点で、1ドル=104円台の前半(1日終値は1ドル=104円33-34銭)、1ユーロ=125円台の後半(同124円86-90銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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