PXB、国立成育医療研究センターと「OTC遺伝子欠損ヒト肝細胞キメラマウス」の商業利用で契約

株式

2020/12/7 15:59

 フェニックスバイオ(PXB)<6190.T>は前週末4日、国立成育医療研究センターとの共同研究の成果である先天性遺伝子疾患モデルキメラマウスのうち「OTC遺伝子欠損ヒト肝細胞キメラマウス」の商業利用について、利用許諾契約を締結したと発表した。

 「OTC遺伝子欠損ヒト肝細胞キメラマウス」は、単一遺伝子欠損などの肝臓疾患を持つ患者のヒト肝細胞を同社マウスへ移植することにより疾患モデルマウスが作製できるが、マウスの中でヒト疾患肝細胞を増殖させることも可能となり、この技術を用いることにより増殖させた疾患肝細胞についても、新規医薬品の開発などへの利用が期待されるという。今回の契約は、国立成育医療研究センターから提供された患者の肝細胞を移植したモデル動物を同社が作製し、これを同社が商業利用に用いた場合、利用料を支払うとしている。

 5日の終値は、前週末比10円高安の617円。

提供:モーニングスター社

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