日経平均は34円程度安、きのう反落した動きや対ドルでの円高で売り優勢=11日寄り付き

 11日午前9時25分すぎの日経平均株価は、前日比34円程度安い2万6721円前後で推移する。午前9時10分には、同50円99銭安の2万6705円25銭を付けている。きのう10日に、もみ合いながらも反落した動きなどから、売りが先行した。また、為替市場で、ドル・円相場がやや円高方向に振れていることも重しとなっているようだ。現地10日の米国株式は、NYダウが続落し、ナスダック総合指数は反発するなど、まちまちの動き。シカゴ日経平均先物の3月限円建て清算値は、10日の大阪取引所終値比15円高の2万6645円だった。日経平均先物・オプション12月限SQ(特別清算指数)の市場推定値は2万6713円47銭。

 業種別では、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が下落。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株も安い。AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も軟調。アサヒ<2502.T>、キリンHD<2503.T>などの食料品株や、日立建機<6305.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も下げている。

 個別では、サムコ<6387.T>、名村造<7014.T>、トビラS<4441.T>、学情<2301.T>、KNTCT<9726.T>などが下落。半面、フイルコン<5942.T>、新日理化<4406.T>、アイモバイル<6535.T>、ベステラ<1433.T>、UMCエレ<6615.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時25分時点で、1ドル=104円台の前半(10日終値は1ドル=104円48-49銭)、1ユーロ=126円台の半ば(同126円32-36銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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