日経平均は189円程度高、時間外取引での米株価指数先物高などで堅調推移=14日寄り付き

 14日午前9時24分すぎの日経平均株価は、前週末比189円程度高い2万6842円前後で推移する。午前9時22分には、同196円34銭高の2万6848円86銭を付けている。前週末11日に下げ渋る動きをみせていたことや、米国でファイザー<PFE>が開発した新型コロナウイルスワクチンの接種が、現地14日にも開始される見込みとなったことで、時間外取引で米株価指数先物が上昇していることから、買いが先行。その後も堅調な値動きとなっている。現地11日の米国株式は、NYダウが3日ぶりに反発した一方、ナスダック総合指数は反落するなど、まちまちの動きだった。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末11日の大阪取引所終値比15円高の2万6535円。

 業種別では、NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が上昇。コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株も高い。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、日立キャピタル<8586.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も堅調。関西電力<9503.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も上げている。

 個別では、アセチレン<4093.T>、三井ハイ<6966.T>、菱製鋼<5632.T>、鈴木<6785.T>、NJS<2325.T>などが上昇。半面、グッドコムA<3475.T>、ミサワ<3169.T>、ヤーマン<6630.T>、日東網<3524.T>、日電波<6779.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時24分時点で、1ドル=103円台の後半(前週末11日終値は1ドル=104円06-07銭)、1ユーロ=126円台の前半(同126円23-27銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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