15日の東京株式市場見通し=上値の重い展開か

国内市況

株式

2020/12/15 7:47

 予想レンジ:2万6600円-2万6800円(14日終値2万6732円44銭)

 15日の東京株式は、上値の重い展開か。きのう14日の日経平均株価は、一時210円を超える上昇をみせる場面もあったが、戻り待ちの売りに押される格好となった。手がかり材料に乏しい状況が続くなか、積極的な買いは期待しづらい。一方、菅義偉首相は14日、「GO TO トラベル」を、12月28日から21年1月11日まで全国一斉に停止すると発表。外出機会の減少が予想され「巣ごもり」関連銘柄に物色の矛先が向かう場面も想定される。為替市場は、ドル・円が1ドル=104円前後(14日終値は103円91-92銭)、ユーロ・円が1ユーロ=126円台の前半(同126円28-32銭)と小動き。

 14日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、武田薬<4502.T>、楽天<4755.T>、デンソー<6902.T>などが、14日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所終値比35円安の2万6655円だった。(高橋克己)

 15日の主な経済指標・スケジュール

【国内】

・IPO(新規上場)=スタメン<4019.T>(マザーズ)、ビーイングホールディングス(ビーイングH)<9145.T>(市場2部)

【海外】(時間は日本時間)

・11:00 中国11月工業生産、中国11月小売売上高、中国11月都市部固定資産投資

・22:30 米12月NY連銀製造業景気指数、米11月輸出入物価

・23:15 米11月鉱工業生産・設備稼働率

・FOMC(16日まで)

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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