三菱マテリアルが3日ぶり反発、大和証は「3」・目標株価2200円に引き上げ

株式

2020/12/24 16:10

 三菱マテリアル<5711.T>が3日ぶりに反発。大和証券では23日付で、投資判断を「4」(アンダーパフォーム)から「3」(中立)に、目標株価を1900円から2200円に、それぞれ引き上げている。

 目標株価2200円は、20年9月末PBR0.6倍から算出されている。非鉄セクター内で同業他社は出遅れてきたものの、バリュエーション面から下値余地は限定的となりつつあるとし、業績面では超硬工具や銅加工製品の販売底打ちなどで21年3月期が底になる見通しとコメントしている。グループガバナンス面で課題は残るものの、銅精錬の実収効果が継続的に安定すれば、銅価格上昇のプラス効果も含めて今後の業績改善に株式市場の目線が移る可能性もあるだろうとしている。

 同証券では業績予想を修正、連結営業利益について、21年3月期134億円(前期比65%減、従来32億円、会社側計画は80億円)、22年3月期305億円(従来283億円)、23年3月期205億円(同327億円)、24年3月期253億円(同407億円)、25年3月期239億円(同386億円)と試算している。21年3月期下期計画における銅加工や超硬工具の損益改善が同業他社比で遅れる印象は否めないものの、会社側の需要前提には保守的な面があると考えているという。

 24日の終値は、前日比69円高の2254円。

提供:モーニングスター社

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