<特集>株を枕に年を越す(2)=Hamee―通期の営業利益に超過達成の可能性

株式

2020/12/25 17:42

 Hamee<3134.T>を狙ってみたい。21年4月期上期(20年5-10月)の連結営業利益は好調な推移を示し示しており、据え置かれた通期予想には超過達成の可能性がある。

 21年4月期上期は、売上高56億2100万円(前年同期比3.8%増)、営業利益9億9200万円(同17.8%増)。年間約300万個を販売するiFaceシリーズの中でも主力の「iFace Reflection(リフレクション)」が、「2020楽天年間ランキング」のスマートフォン・タブレットジャンル部門で第1位となるなど、EC市場向けの拡大で「コマース事業」が営業利益12億2400万円(同14.5%増)と順調に推移する中、EC市場の影響を受け、ネクストエンジン顧客企業の受注処理件数も増加する流れとなった「プラットフォーム事業」が営業利益を4億5300万円(同68.0%増)に伸ばして全体をけん引した。

 連結営業利益の通期予想17億7800万円(前期比1.9%増)に対する進ちょく率は55.8%で、下期(20年11月-21年4月)の営業利益予想は計算上7億8500万円(前年同期比13.0%減)となり保守的な印象。増額期待の高まりとともに株価の水準訂正が進みそうだ。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ