<米国株情報>アマゾン、バイデン氏顧問の実弟をロビイストに採用

株式

2020/12/29 10:02

 オンライン小売大手アマゾン・ドットコム<AMZN>が、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のロビイストとして米議会でロビー活動を行っているジェフ・リチェッティ氏を採用していたことが分かった。経済専門チャンネルCNBC(電子版)などが26日に伝えた。

 ジェフ・リチェッティ氏は、米大統領選で勝利したバイデン次期大統領の顧問に指名されたスティーブ・リチェッティ氏の実弟。政府のロビー活動公開に関する報告書によると、ジェフ氏は11月13日付でAWSのロビイストとして登録されており、バイデン氏が11月の大統領選挙で勝利する見通しとなった時期だ。ジェフ氏は01年、兄のスティーブ氏と共同でロビー会社リケッティ・インクを設立した。スティーブ氏はバイデン氏が2期目の副大統領となった際にバイデン氏の顧問に指名され、同社を退社している。

 バイデン氏は5月、CNBCとのインタビューで、アマゾンのような年間数千億ドルもの大金を稼ぐ大企業が税金を納めない立場にあるとは考えていないと批判を強めていた。一方、アマゾンはヘルスケア事業の拡大を目指している。関係者によると、ジェフ氏は、兄のスティーブ氏に対するロビー活動を自粛するとしているが、アマゾンにとって議会でのロビー活動は不可欠となっている事情があり、思惑を呼びそうだ。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ