日経平均は123円程度安、きのうの大幅高の反動などで売り優勢の展開=30日寄り付き

 30日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前日比123円程度安い2万7445円前後で推移する。午前9時15分には、同164円79銭安の2万7403円36銭を付けている。きのう29日に大幅続伸した反動や、現地29日の米国株式が反落したことなどから、利益確定売りなどが先行して取引を開始。その後も、弱含みで推移している。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所終値比90円安の2万7480円だった。

 業種別では、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も安い。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も軟調。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、洋缶HD<5901.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も下げている。

 個別では、ひらまつ<2764.T>、ブラス<2424.T>、一正蒲鉾<2904.T>、エアーテック<6291.T>、MSOL<7033.T>などが下落。半面、アダストリア<2685.T>、アーレスティ<5852.T>、アゴーラHG<9704.T>、ADWAYS<2489.T>、恵和<4251.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時23分時点で、1ドル=103円台の半ば(29日終値は1ドル=103円68-69銭)、1ユーロ=126円台の後半(同126円91-95銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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