(再送)日経平均は155円安と3日ぶり反落、前日大幅続伸の反動に米株安で利益確定売り先行=30日前場

 30日大納会前場の日経平均株価は前日比155円91銭安の2万7412円24銭と3日ぶりに反落。朝方は、前日に大幅続伸(714円12銭高)した反動や29日の米国株安を受け、利益確定売りが先行した。株価指数先物売りを交えて下げ幅を広げ、一時2万7338円56銭(前日比229円59銭安)まで下落した。その後いったん下げ渋ったが、戻りは限定され、前引けにかけて2万7400円近辺でもみ合った。

 東証1部の出来高は3億8351万株、売買代金は8527億円。騰落銘柄数は値上がり701銘柄、値下がり1366銘柄、変わらず119銘柄。

 業種別では、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株が軟調。国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、東レ<3402.T>、東洋紡<3101.T>などの繊維製品株も安い。小野薬<4528.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株や、ダイキン<6367.T>、日立造<7004.T>などの機械株も売られた。AGC<5201.T>、太平洋セメ<5233.T>などのガラス土石株や、浜ゴム<5101.T>、住友ゴム<5110.T>などのゴム製品株も値を下げた。三菱マテリアル<5711.T>、住友電工<5802.T>などの非鉄金属株や、ファナック<6954.T>、東エレク<8035.T>、ソニー<6758.T>などの電機株も値を下げた。信越化<4063.T>、ユニチャーム<8113.T>などの化学株もさえない。

 半面、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が堅調。郵船<9101.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株も引き締まった。関西電力<9503.T>などの電気ガス株や、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株もしっかり。

 個別では、ひらまつ<2764.T>、エアーテック<6291.T>、テノHD<7037.T>、ブラス<2424.T>、ヒマラヤ<7514.T>などの下げが目立った。半面、アダストリア<2685.T>、デザインワン<6048.T>、シンシア<7782.T>、ADWAYS<2489.T>、Wismet<9260.T>などの上げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、28業種が下落した。

提供:モーニングスター社

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