ピックルスが一時急伸、通期の営業利益予想を上方修正

株式

2020/12/30 14:22

 ピックルスコーポレーション<2925.T>が一時急伸。29日引け後の決算発表で、21年2月期の連結営業利益予想を上方修正したことが材料出尽視された様子。株価は前日比100円高の3225円まで値を上げる場面があった。

 21年2月期の業績予想について、売上高は従来の450億円(前期比8.7%増)で据え置いたが、営業利益を23億円から25億円(同33.6%増)に引き上げている。売上高は想定線だが、秋以降の天候の順調な推移により、予想より原料野菜の仕入れ価格が安定したこと、および商品規格の見直しや生産アイテムの集約の継続などによる効率化、広告宣伝費の抑制などにより、営業利益は上ブレる見通し。

 ただ、21年2月期第3四半期累計(20年3-11月)は、売上高352億1600万円(前年同期比12.1%増)、営業利益22億9300万円(同45.8%増)と好調に推移しており、通期予想は上方修正されたものの、第4四半期(20年12月-21年2月)の営業利益予想は計算上2億700万円(前年同期比30.5%減)にとどまり保守的な印象。

 午後2時22分現在の株価は40円高の3165円。

提供:モーニングスター社

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