ヘリオスが続落、治験対象となる患者組み入れが低下し進ちょくの遅れを警戒する動きに

株式

2021/1/5 7:31

 ヘリオス<4593.T>が続落し、一時117円安の1850円を付けている。4日の取引開始前、国内で体性幹細胞再生医薬品「HLCM051」を用いて、脳こうそく急性期を対象とした治験および急性呼吸窮迫症候群を対象とした治験を行っているが、治験対象となる患者の組み入れが予想よりも低下していると発表。治験の進ちょく遅れを警戒する動きが強まったようだ。

 同社では、20年度第4四半期(20年10-12月)中の完了を目指している旨を発表していたが、両治験の患者組み入れ進ちょくはそれぞれ既に9割を超えているものの、新型コロナウイルス感染症の第3波による急速な感染再拡大の影響で、治験実施病院においては医療資源が新型コロナウイルス感染症治療に配分され、特に12月以降、治験対象となる患者の組み入れペースが予想より低下しているという。

 午前9時58分時点の株価は、前年大納会終値比112円安の1855円。

提供:モーニングスター社

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