日経平均は75円程度安、売り先行後はやや下げ幅を縮小=5日寄り付き

 5日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前日比75円程度安い2万7182円前後で推移する。午前9時3分には、同141円89銭安の2万7116円49銭を付けている。きのう4日は下げ渋りの動きをみせていたものの、現地4日の米国株式が下落したことが重しとなり、売りが先行した。その後は、押し目を拾う動きが出たもようで、やや下げ幅を縮小している。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所清算値比220円安の2万7100円だった。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株が下落。AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株や、大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株も安い。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、KDDI<9433.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も軟調。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も下げている。

 個別では、セレス<3696.T>、グリムス<3150.T>、A&D<7745.T>、ユナイテッドアローズ<7606.T>、グリムス<3150.T>などが下落。半面、タカキュー<8166.T>、神栄<3004.T>、ペプチドリム<4587.T>、インソース<6200.T>、ヤマシタHH<9265.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=103円台の前半(4日終値は1ドル=102円91-93銭)、1ユーロ=126円台の前半(同126円20-24銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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