日経平均は39円安と小幅に4日続落、上げ転換後に再度軟化も売り一巡後は下げ渋る=6日前場
6日前場の日経平均株価は前日比39円07銭安の2万7119円56銭と小幅ながら4営業日続落。米ジョージア州での上院決選投票(現地5日)の結果待ちで様子見気分のなか、朝方は、円高・ドル安が重しとなり、利益確定売りが先行し、いったん2万7100円を下回った。その後、好調な米経済指標を背景にした5日の米国株高もあって持ち直し、一時2万7196円40銭(前日比37円77銭高)まで強含む場面もあった。ただ、買いは続かず、株価指数先物売りを交えて再度軟化し、前場後半には2万7032円92銭(同125円71銭安)まで下落した。一巡後は下げ渋り、前引けにかけて小安い水準で推移した。
東証1部の出来高は5億5015万株、売買代金は1兆1003億円。騰落銘柄数は値上がり1480銘柄、値下がり599銘柄、変わらず99銘柄。
業種別では、東エレク<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>、スクリーン<7735.T>などの電機株が軟調。資生堂<4911.T>、信越化<4063.T>などの化学株や、味の素<2802.T>、キリンHD<2503.T>などの食料品株も安い。ダイキン<6367.T>、クボタ<6326.T>などの機械株も売られ、任天堂<7974.T>、バンナムHD<7832.T>などのその他製品株もさえない。
半面、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇。川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、ENEOS<5020.T>、コスモエネH<5021.T>などの石油石炭製品株も高い。第一生命HD<8750.T>、T&DHD<8795.T>などの保険株や、ZHD<4689.T>、NTT<9432.T>、ソフトバンク<9434.T>などの情報通信株も買われた。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株も値を上げた。
個別では、グリムス<3150.T>、イーレックス<9517.T>、ピーバン<3559.T>、アイスタイル<3660.T>、MDV<3902.T>などの下げが目立った。半面、神栄<3004.T>がストップ高カイ気配となり、ヴィアHD<7918.T>、ひらまつ<2764.T>、東京綱<5981.T>、ライトオン<7445.T>などの上げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、28業種が上昇した。
提供:モーニングスター社
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