<米国株情報>メーシーズ、年内45店舗を閉鎖へ―新3カ年経営戦略の一環

株式

2021/1/7 10:44

 売上低迷に陥っている米百貨店大手メーシーズ<M>は5日、年内に45店舗を閉鎖する計画を明らかにした。今後数カ月以内に閉鎖を開始する予定。米経済情報専門サイトのマーケットウォッチなどが伝えた。

 閉鎖店舗などの詳細は明らかにされていないが、一部報道ではシカゴ最大の繁華街「マグニフィセント・マイル」の一角を占めるメーシーズの旗艦店舗「ウォーター・タワー・プレイス店」も含まれる。

 20年2月に発表した新3カ年経営戦略の一環で、22年までの3年間で不採算な125店舗を閉鎖し、全体の9%に相当する約2000人の従業員を削減するとしている。20年は約30店舗を閉鎖しており、現在は764店舗を保有している。

 経営戦略では、大規模ショッピングセンターから小型なショッピングモール形態であるストリップモールへの出店に転換することを目指している。22年度の売上高の目標を232億-239億ドル、調整後1株当たり利益(EPS)を2.5-3.0ドルに設定し、既存店ベースの売上高(ライセンス加盟店含む)の伸びはマイナス1%から横ばいに回復(20年度の見通しはマイナス1.5-2.5%)させる計画。また、22年末までの今後3年間の経費節減額は約15億ドルに対し、125店舗の閉鎖コストは4億5000万-4億9000万ドルと予想している。

 これを受け、同社の株価は5日、前日終値比1.52%高の11.39ドルと反発。6日は同9.83%高の12.51ドルと大幅続伸した。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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