<米国株情報>NPC、FC店をフリンやウェンディーズに売却へ

株式

2021/1/12 10:34

 全米でFCチェーン店を運営する飲食店運営大手NPCインターナショナルは8日、同業大手フリン・レストラン・グループとファストフード大手ウェンディーズ<WEN>傘下のウェンディーズ・インターナショナルに計8億100万ドルで全資産を売却すると発表した。

 NPCは新型コロナウイルス感染症の影響で経営が悪化し、20年7日に日本の民事再生法にあたる連邦破産法第11条の適用を申請し、現在、破産裁判所の管理下にある。20年11月に実施した資産売却の仮入札(ストーキング・ホース・ビッド)で、フリンが売却先として決まり、仮合意していたが、フリン以外の企業からの入札も受け入れる考えを示したため、ウェンディーズも資産買収に乗り出していた。

 NPCはウェンディーズや、ファーストフードチェーン大手ヤム・ブランズ<YUM>傘下のピザチェーン大手ピザハットとフランチャイズ(FC)契約を結んでおり、現在、900店舗超のピザハットと400店舗近いウェンディーズのFCチェーン店を運営している。このうち、フリンにはピザハットの全店舗と、ウェンディーズの6割占める200店舗超を約5億5300万ドルで、残りのウェンディーズの店舗をカナダなど他のウェンディーズFCチェーンを運営するウェンディーズ・インターナショナルに約2億4800万ドルでそれぞれ売却する。1月15日に破産裁判所で審理が開かれ、承認されれば売却手続きは6月までに完了する予定。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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