14日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、103円後半で方向感の出にくい展開か
2021/1/14 8:35
ドル・円予想レンジ:1ドル=103円50銭-104円30銭
14日の東京外国為替市場のドル・円は、103円後半で方向感が出にくい展開になるとみられる。
13日の欧米時間では、イタリアの政局不安に伴うユーロ・ドルの下落によってドル・円は一時104近辺まで上値を伸ばしたが、米30年債入札が好調な結果となり米長期金利が低下すると、ドル・円は上値の重い展開となった。
14日東京時間は、日銀支店長会議で黒田東彦日銀総裁があいさつするほか、日銀地域経済報告(さくらレポート)が発表されるものの、ドル・円へのインパクトは限定的とみられる。また、13日に米下院がトランプ大統領を弾劾する決議案を可決。きょう米国時間はバイデン次期米大統領が追加経済対策案を公表するほか、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長がシンポジウムに参加し、発言する。こうした米政治経済イベントを控え、東京時間は方向感の乏しい展開となりそうだ。
<主な経済指標・イベント>
国内:11月機械受注、12月国内企業物価指数、日銀支店長会議で黒田東彦日銀総裁があいさつ、日銀地域経済報告
米国:12月輸入物価指数、12月輸出物価指数、バイデン次期米大統領が追加経済対策案を公表、パウエルFRB議長がシンポジウムに参加
その他:中国12月貿易収支、インド12月WPI(卸売物価指数)
提供:モーニングスター社
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