イワキが続急騰、21年11月期は営業利益27.8%増見通しに2円増配へ

株式

2021/1/14 9:34

 イワキ<8095.T>が続急騰し、一時81円高の631円を付け、20年6月18日の昨年来高値599円を更新した。13日引け後、20年11月期の連結決算および21年11月期の業績予想を発表、今期は営業2ケタ増益見通しに2円増配方針を示し、好感された。

 21年11月期業績予想は、売上高が730億円(前期比11.7%増)、営業利益が26億円(同27.8%増)を見込む。年間配当は18円(前期は16円)を予定している。ファインケミカル事業では、販売面で新規医薬中間体ビジネスに注力しつつ、高薬理活性原薬の新規採用や新規添加剤ビジネス開始による売上高寄与への取組を実施する。HBC(ヘルス&ビューティ・ケア)・食品事業では、自社品の積極的な営業展開を行い、医薬品事業なども主要施策の展開に注力する。

 同時に発表した新中長期ビジョンでは、最終年度の2023年11月期に売上高820億円、営業利益42億円を目標としている。このほか、連結子会社である岩城製薬が、キノファーマ(東京都中央区)が実施する第三者割当増資の引受けを行うとともに、キノファーマと疣贅(いぼ)を適応症とした製剤開発および原薬供給に関する業務提携を行うことも明らかにした。

 なお、20年11月期決算は、売上高が653億4100万円(前期比6.0%増)、営業利益が20億3500万円(同4.1%減)だった。

提供:モーニングスター社

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