<米国株情報>ビザ、フィンテックベンチャーの買収を断念―司法省との係争回避

株式

2021/1/14 10:17

 米クレジットカード最大手ビザ<V>は12日、個人向け送金アプリや株式投資アプリなどを提供するフィンテックベンチャーの米プレイド(サンフランシスコ)の買収を断念したことを明らかにした。

 同社は20年1月13日、米プレイドを53億ドル(現在のレートで約5500億円)で買収すると発表したが、米司法省が11月、「ビザがプレイドを買収すれば、デビット市場での競争相手がいなくなり、ビザの市場独占が一段と進む恐れがある」として、反トラスト法(独占禁止法)違反を理由に提訴していた。

 アル・ケリーCEO(最高経営責任者)は、「裁判では勝つ自信がある」としたものの、長期の法廷闘争を避けるため、買収を撤回したとしている。

 ビザの株価は12日に1.89%安の208.86ドルと続落して引けたが、翌13日は0.23%高の209.35ドルと小幅ながら反発して取引を終えた。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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