15日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、バイデン次期米大統領の演説に注目

為替

2021/1/15 8:44

ドル・円予想レンジ:1ドル=103円40銭-104円40銭

 15日の東京外国為替市場でドル・円は、米国時間14日夕刻に始まるバイデン次期米大統領の追加経済対策についての演説がカギとなりそうだ。対策の予算規模は総額1兆9000億ドルになるとの見方が出ているが、増額があれば、国債増発観測の強まりから米長期金利が上昇し、ドル・円を押し上げる可能性がある。

 ただ、バイデン次期米大統領の演説に特段のサプライズがなければ、前日にパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長がハト派姿勢を強める発言を行いドル安・円高が強まった流れが想起され、ドル・円が軟化する可能性があるので、注意したい。

<主な経済指標・イベント>

国内:11月第3次産業活動指数

米国:12月小売売上高、12月PPI(卸売物価指数)、1月ニューヨーク連銀製造業景気指数、12月鉱工業生産、12月設備稼働率、11月企業在庫、1月ミシガン大学消費者態度指数・速報値

その他:ブラジル11月小売売上高、ロシア11月貿易収支、インド12月輸出

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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