日電産が急騰し昨年来高値を更新、20年3月期利益予想の上方修正と自社株買いを材料視

株式

2021/1/26 10:35

 日本電産(日電産)<6594.T>が急騰。一時655円高の1万4975円を付け、14日の昨年来高値1万4595円を大きく更新した。25日引け後、20年3月期の連結利益予想(IFRS)の上方修正と、自社株買いを発表、材料視された。

 21年3月期業績予想で、売上高は1兆5500億円(前期比1.0%増)を据え置いたが、営業利益を1400億円から1550億円(同42.8%増)に増額した。第3四半期(20年4-12月)までの堅調な業績推移に加え、足元での動向を織り込んだ。業績の前提となる、想定平均為替レートは1ドル=105円、1ユーロ=117円を据え置いている。

 21年3月期第3四半期(20年4-12月)の決算は、売上高が1兆1849億9100万円(前年同期比2.2%増)、営業利益が1155億3500万円(同24.0%増)だった。

 自社株買いは、取得上限400万株(自己株を除く発行済株式数の0.68%)・500億円。取得期間は、1月26日から22年1月25日までとしている。

 午前10時34分時点の株価は、前日比260円高の1万4580円。

提供:モーニングスター社

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