任天堂が急伸、21年3月期業績予想の上方修正と期末配当予想の増額を好感

株式

2021/2/2 10:17

 任天堂<7974.T>が急伸し、一時1710円高の6万4350円を付けている。1日引け後、21年3月期の連結業績予想の上方修正と、期末配当予想の増額を発表し、買い人気を集めた。

 21年3月期業績予想で、売上高を1兆4000億円から1兆6000億円(前期比22.3%増)に、経常利益を4400億円から5500億円(同52.6%増)に引き上げた。21年3月期第3四半期(20年4-12月)までの販売実績や、足元の業績動向から、通期の販売予想を見直したことを織り込んだ。第4四半期(1-3月)業績の前提となる為替レートは、1ドル=105円、1ユーロ=115円としている。

 期末配当予想は、従来の450円から1070円(前期実績820円)に増額し、中間期配当810円(同270円)と合わせた年間配当は1880円(同1090円)となる見込み。

 21年3月期第3四半期(20年4-12月)の決算は、売上高が1兆4044億6300万円(前年同期比37.3%増)、経常利益が5282億3000万円(同92.9%増)だった。

 午前10時16分時点の株価は、前日比1190円高の6万3830円。

提供:モーニングスター社

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