日経平均は632円安と大幅反落、売り先行後も終日軟調=8日後場

 8日後場は日経平均株価が、前日比632円73銭安の3万8202円37銭と大幅反落し、TOPIX(東証株価指数)も同39.79ポイント安の2706.43ポイントと下落した。きのう7日に大幅反発した反動や、戻り待ちの売りが先行。株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに下げ幅を拡大した。後場も軟調に推移し、午後1時35分には、同675円25銭安の3万8159円85銭を付けた。その後も弱含みの展開で、終日軟調だった。東証プライム市場の出来高は16億9499万株、売買代金は4兆6972億円。騰落銘柄数は値上がりが466銘柄に留まったが、値下がりは1130銘柄と全体の7割に近い。変わらずは55銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち31業種が下落、2業種が上昇した。バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、TOTO<5332.T>、特殊陶<5334.T>などのガラス土石株が下落。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、三井物<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も安い。アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も軟調。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>の空運株も弱い。一方、郵船<9101.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株や、北越コーポ<3865.T>、中越パ<3877.T>などのパルプ紙株が高い。

 個別では、キッセイ薬<4547.T>、ギフトHD<9279.T>、AGC<5201.T>、サカイ引越<9039.T>、宮越HD<6620.T>などが下落。半面、Eガディアン<6050.T>、インソース<6200.T>、プロレドP<7034.T>、チャームケア<6062.T>、アルプス物<9055.T>などが上昇した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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