<米国株情報>エクソンとシェブロン、コロナ禍で合併協議していた―協議再開の可能性も

株式

2021/2/2 10:18

 米石油1位のエクソン・モービル<XOM>と米石油2位のシェブロン<CVX>が新型コロナの感染が拡大するなかで合併の可能性について協議していたことが分かった。経済紙ウォール・ストリート・ジャーナルなどが1月31日に報じた。

 コロナ禍で原油価格が急落するなか、財務状況の改善を図るため、両社のCEO(最高経営責任者)は20年内に合併の可能性を視野に入れて協議を行ったという。協議は打ち切られたが、ダウ・ジョーンズなどは今後再開される可能性もあると伝えている。

 両社はいずれも1911年の米連邦最高裁判決で34社に解体されたスタンダード・オイルを母体としている。もし協議が再開し進展すれば、トップシェア同士の合併となるため、米司法省などの独占禁止法当局から厳しい審査を受ける可能性が高い。

 シェブロンの時価総額は1640億ドル、エクソンは1890億ドルで、単純合算すると3500億ドル超と、サウジアラビアの石油最大手サウジアラムコに次ぐ規模となる。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ