バンナムHDが急落、通期の業績予想を上方修正するも材料出尽くし感

株式

2021/2/9 14:06

 バンダイナムコホールディングス<7832.T>が急落。8日引け後の決算発表で、21年3月期の連結業績予想を上方修正したが、いったん材料出尽くしの動き。株価は前日比920円安の8319円まで値を下げている。

 21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)は、売上高5434億5600万円(前年同期比2.0%増)、営業利益729億2200万円(同1.1%増)。国内外のアミューズメント施設を休業するなど新型コロナウイルス感染症拡大の影響を強く受けた「リアルエンターテインメント」は営業損益が97億4300万円の赤字(前年同期は11億5400万円の黒字)となったが、国内外のハイターゲット層(大人層)に向けた商品や新規IPを活用した商品等が人気となった「トイホビー」が営業利益355億5500万円(前年同期比23.9%増)、ネットワークコンテンツの主力タイトルや家庭用ゲームのリピート販売が好調だった「ネットワークエンターテインメント」が営業利益477億4600万円(同30.9%増)となって全体をけん引。増収・増益を確保した。

 これを踏まえ会社側は通期予想について、売上高を従来の6500億円から7200億円(前期比0.6%減)に、営業利益を500億円から720億円(同8.6%減)にそれぞれ引き上げている。

 午後2時3分現在の株価は628円安の8611円。

提供:モーニングスター社

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