日経平均は46円程度安、買い先行後は戻り待ちの売りに押されたもよう=12日寄り付き

 12日午前9時27分すぎの日経平均株価は、10日終値比46円程度安い2万9516円前後で推移する。午前9時20分には、同61円71銭安の2万9501円22銭を付けている。朝方は、10日に底堅い動きとなっていたことや、現地11日の米国株式市場は、NYダウが小反落したものの、ナスダック総合指数は反発して史上最高値を更新したことなどから、買いが優勢となった。ただ、戻り待ちの売りに押されてたもようで、下げに転じている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、10日の大阪取引所終値比35円高の2万9455円だった。市場推計による、日経平均先物・オプション2月限SQ(特別清算指数)値は2万9718円77銭。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株が下落。中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も安い。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、日本製鉄<5401.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株も軟調。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も下げている。

 個別では、KHネオケム<4189.T>、オーバル<7727.T>、グローブライ<7990.T>、ダントーHD<5337.T>、ペプチドリーム<4587.T>などが下落。半面、ファインD<3649.T>、日本化学<4092.T>、イーレックス<9517.T>、ジャフコG<8595.T>、学研HD<9470.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時27分時点で、1ドル=104円台の後半(10日終値は1ドル=104円51-52銭)、1ユーロ=127円台の前半(同126円76-80銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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