リコーリースが反発、大和証は「2」・目標株価3600円に引き上げ

株式

2021/2/16 16:10

 リコーリース<8566.T>が反発。大和証券では15日付で、投資判断を「3」(中立)から「2」(アウトパフォーム)に、目標株価を3100円から3600円に、それぞれ引き上げている。

 目標株価3600円は、2020年度同証券予想PER8.0倍程度から算出されている。(1)中核事業であるリースおよび割賦事業では、実質利回りが2018年度にて底打ちしたとみていたが、その実質利回りの底打ち・改善トレンドがコロナ禍の中でも損なわれなかったと考えられる点(2)貸倒引当金の動向が足元では、第3四半期(20年10-12月)が第2四半期(20年7月-9月)に続いての戻入益となっている――の2つを注目ポイントに挙げている。

 今後は本業での緩やかな利益率改善や全社的な営業資産の緩やかな積み上がりがPLを支え、かつ貸倒引当金の繰入は沈静化すると予想するとしている。

 同証券では連結営業利益について、21年3月期178億円(前期比4.5%増、会社側計画は167億円)、22年3月期189億円と試算。21年3月期の会社側計画は据え置かれたが、リース&ファイナンス事業の粗利が会社側計画比で好調であり、これらを踏まえ、会社側計画を上ブレると予想している。

 16日の終値は、前日比95円高の3365円。

提供:モーニングスター社

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