日経平均は240円程度安、短期的な過熱感が警戒され売り優勢の展開=17日寄り付き

 17日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比240円程度安い3万226円前後で推移する。午前9時19分には、同276円74銭安の3万191円01銭を付けている。きのう17日は大幅続伸となったものの、短期的な過熱感が警戒され、利益確定売りが先行した。その後も、売りが優勢の展開が続いている。為替市場で、ドル・円相場が円安方向に振れているが、反応は限られているもよう。現地16日の米国株式市場は、NYダウが連日で史上最高値を更新した一方、ナスダック総合指数は3日ぶりに反落。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所清算値比185円安の3万415円だった。

 業種別では、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株が下落。SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も安い。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株も軟調。ソニー<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株や、大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株も下げている。

 個別では、ガンホー<3765.T>、曙ブレーキ<7238.T>、Vキューブ<3681.T>、ラクーンHD<3031.T>、メディアドゥ<3678.T>などが下落。半面、ミダック<6564.T>、クロスマーケ<3675.T>、T&Gニーズ<4331.T>、ニプロ<8086.T>、パンチ<6165.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=106円台前半(16日終値は1ドル=105円48-49銭)、1ユーロ=128円台の前半(同127円94-98銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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