(再送)日経平均は496円高と大幅反発、押し目を拾う動きもみられたがこう着感強い=25日後場

 25日後場の日経平均株価は、前日比496円57銭高の3万168円27銭と大幅反発して取引を終えた。きのう24日に急落した反動や、現地24日のNYダウが史上最高値を更新したこともあり、買いが先行。株価指数先物に断続的な買いが入ったことから上げ幅を拡大し、午前9時58分には、同541円58銭高の3万213円28銭の高値を付けた。その後も高い状況が続いたが、後場に入り、手がかり材料に乏しいなか、やや上げ幅を縮小する場面もみられた。時間外取引で米株価指数先物が高止まりするなか、押し目を拾う動きが出たようだ。ただ、積極的に上値を買う動きは限られ、こう着感の強いまま取引を終了した。東証1部の出来高は14億6095万株、売買代金は2兆2911億円。騰落銘柄数は値上がり1383銘柄、値下がり707銘柄、変わらず102銘柄だった。

 市場では「きょうの反発は、改めて地合いの強さを確認する格好となった。業績の裏付けのある銘柄の押し目買いが有効」(中堅証券)との見方があった。

 業種別では、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株が上昇。SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も高い。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株も堅調。国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、ソニー<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電機機器株も上げた。東証業種別指数は、30業種が上昇、3業種が下落した。

 個別では、ランド<8918.T>、オーケストラ<6533.T>、前田道路<1883.T>、プロパティA<3464.T>、三井松島HD<1518.T>などが上昇。半面、エコーTD<7427.T>、シュッピン<3179.T>、オンワードH<8016.T>、アルテック<9972.T>、日医工<4541.T>などが下落した。

提供:モーニングスター社

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