5日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、108円近辺でもみ合いか

為替

2021/3/5 8:33

ドル・円予想レンジ:1ドル=107円30銭-108円30銭

 5日の東京外国為替市場でドル・円は、1ドル=108円ちょうど近辺でもみ合うものとみられる。

 4日米国時間、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が講演し、足元の米長期金利上昇について「注意を惹いた」と語ったものの、市場の期待ほど金利上昇を抑制する発言ではなかったことから、米長期金利が急伸。ドル・円もツレ上伸し、日本時間5日早朝には20年7月以来の108円台に乗せた。

 5日東京時間でも、米長期金利の上昇基調を背景に、108円ちょうどを挟み、もみ合う動きとなりそう。ただ、米国時間には米2月雇用統計の発表を控えており、次第に様子見ムードになるとみらえる。一方、きょうから全国人民代表大会(全人代)が開幕する。経済成長率目標の設定、香港選挙制度変更などのニュースヘッドラインに為替市場が反応する可能性もあるので注意したい。

<主な経済指標・イベント>

国内:特になし

米国:2月雇用統計、1月貿易収支

その他:中国、全国人民代表大会(全人代)開幕

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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