8日の債券市場見通し=株価見合いの展開か

債券

2021/3/8 8:32

予想レンジ:債券先物中心限月(21年3月限)151.40円-151.60円、長期国債利回り0.070%-0.100%

 8日の債券市場は株価見合いの展開か。

 前週末の米長期国債は横ばい。米2月雇用統計の良好な内容を受けて、米長期金利が上昇(価格は下落)したが売りが一巡した後は、値ごろ感からの買いが入った。

 国内市場では、前週末の米国債が終盤以降に買い戻されたにも関わらず、前週末の国内先物・夜間取引が反落して終了した。「上値が重かったのは、前週末後場の急上昇の反動とみられ、一方向的に買い進まれる展開は、きょうはいったん落ち着きそうだ」(銀行系証券)との見方。

 一方、前週末のNYダウが急騰(前日比572ドル高)した流れを引き継ぎ、日経平均株価の上昇が見込まれ、円債には売り圧力が掛かりそうだ。国債入札と日銀・長期国債買い入れオペはともに予定されていないことから、日経平均株価見合いの動きとなりそうだ。

提供:モーニングスター社

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