ゆうちょ銀行が昨年来高値、大和証は「3」継続、目標株価は1100円に引き上げ

株式

2021/3/15 16:34

 ゆうちょ銀行<7182.T>が7日続伸、33円高の1130円まで買われ、連日の昨年来高値更新。大和証券では12日付で、投資判断「3」(中立)を継続、目標株価は870円から1100円に引き上げている。

 目標株価1100円は、21年3月期予想配当利回り4.5%の水準から算出されている。22年3月期以降の減配リスクを上乗せし目標株価設定時の配当利回りターゲットはメガバンク対比で高いとコメント。足元、2020年度の業績は堅調で、元来、米ドル短期金利低下メリットは莫大であるものの、国内外の金融市場の回復を背景に戦略投資領域にも業績牽引役としての期待が強まりつつあり、2021年度以降の新たな増益基調入りの確度は高いと考えるとしている。

 年度末の一括配当をにらむ「配当取り」の動きもあり年初来の株価上昇率は市場を大きく上回るものの、さらなる株価上昇には、日本郵政<6178.T>による売出や新中期計画の配当方針にかかる不透明感の払拭が条件となろうともしている。

 15日の終値は、前週末比37円高の1134円。

提供:モーニングスター社

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