東洋炭素が6日続伸、岡三証は「強気」継続、目標株価は2700円に引き上げ

株式

2021/3/15 16:44

 東洋炭素<5310.T>が6日続伸。岡三証券では12日付で、投資判断「強気」を継続、目標株価は2400円から2700円に引き上げている。

 特殊炭素に特化した専業メーカーとして、各種ニッチ製品をてこに国内外で中長期的に業容拡大を続けると考えるとコメント。1974年に世界に先駆けて「等方向性黒鉛」の量産化に成功した同社は同素材の世界最大手であり、多岐にわたる高付加価値の特殊炭素製品を製造販売しており、市況に左右されがちな製品も多いものの、近年は事業ポートフォリオの分散強化などを通じて収益の安定性は改善傾向にあると指摘している。20年12月期第4四半期(20年10-12月)には10四半期振りに受注額が本格的に反転し、今後、業況は上昇トレンドに入ると見ているという。

 同証券では連結営業利益について、21年12月期36億円(前期比5.2%増、従来35億円、会社側計画は35億円)、22年12月期41億6000万円(従来43億円)、23年12月期48億円と試算している。

 15日の終値は、前週末比46円高の2112円。

提供:モーニングスター社

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