アイロムGが8日続伸、子会社がiPS細胞培養上清液を化粧品原料として開発

株式

2021/3/17 16:26

 アイロムグループ<2372.T>が8日続伸し、288円高の2226円を付けている。17日の取引開始前、100%子会社のICEが、同社グループの先端医療技術から生み出されるiPS細胞培養上清液(iPS上清液)を、化粧品原料として開発したと発表、材料視された。

 同社によると、細胞を作製する時に生じる上澄みのことを上清液という。ICEは、iPS細胞の上清液を化粧品の原料に使用することに成功した。iPS細胞はさまざまな細胞に分化することが出来る万能性と、ほぼ無限の増殖能力を持った特殊な幹細胞。このような性質や機能を持つ幹細胞は現状実用化されているなかでは、iPS細胞とES細胞があるが、iPS上清液には、サイトカインや成長因子などが豊富に含まれており、肌のターンオーバーの促進や抗炎症作用などの効果が期待されるという。

 17日の終値は、前日比197円高の2135円。

提供:モーニングスター社

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