日経平均は488円高と大幅反発、時間外での米株価先物の上昇や上海株の反発などが支え=18日前場

 18日前場の日経平均株価は、前日比488円13銭高の3万402円46銭と大幅に反発して前場の取引を終えた。きのう17日に下げ渋る動きとなっていたことや、現地17日の米国株式市場でNYダウが2日ぶりに史上最高値を更新したことで、朝方から買い先行スタート。株価指数先物にややまとまった買いが入ったことをきっかけに上昇指向を強め、午前10時00分には、同570円67銭高の3万485円00銭ときょうの高値を付けた。その後も、時間外取引での米株価指数先物が上昇し、中国・上海総合指数が反発したことも支えとなり、堅調な展開が続いた。外国為替市場では、ドル・円相場が109円05銭前後と、足元では小動き。東証1部の出来高は7億1850万株、売買代金は1兆5614億円。騰落銘柄数は値上がり1187銘柄、値下がり902銘柄、変わらず106銘柄だった。

 市場では「米国株高を受けた買い戻しの動きが中心となったもよう。後場は、あすの日銀の決定会合待ちで、模様眺めムードが広がる可能性もある」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、楽天<4755.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株が上昇。東京センチュ<8439.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、ソニー<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株も高い。TOYO<5105.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も堅調。コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も上げた。東証業種別指数は、30種が上昇、3業種が下落している。

 個別では、わかもと<4512.T>、エニグモ<3665.T>、セレス<3696.T>、ナイガイ<8013.T>マネックスG<8698.T>などが上昇。半面、丸運<9067.T>、日本アG<3751.T>、明治海<9115.T>、エフピコ<7947.T>、プロレドP<7034.T>などが下落している。

提供:モーニングスター社

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