<米国株情報>ロッキード、衛星通信ベンチャーのオムニスペースと戦略提携

株式

2021/3/25 10:17

 航空・防衛機器大手ロッキード・マーチン<LMT>は23日、衛星通信ベンチャー企業のオムニスペースと戦略提携に関する協定を締結すると明らかにした。

 これに基づき、両社は宇宙空間に打ち上げた中軌道衛星を利用し、5Gで宇宙と地上のモバイルネットワークをシームレスにつなぐ、地球規模の超高速大容量ネットワークを共同で構築する。

 同様のビジネスは、電気自動車大手テスラ<TSLA>のイーロン・マスクCEO(最高経営責任者)が創業した宇宙ベンチャー企業のスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX)や人工衛星を使ったモバイルブロードバンドネットワークのベンチャー企業AST&サイエンス、ブロードバンドサービス向け人工衛星製造ベンチャーの米ワンウェッブ、カナダ衛星通信大手テレサットなども手掛けているが、多くの企業は低軌道衛星を使っている。

 ロッキードとオムニスペースは中軌道衛星を使うため、オムニスペースのラム・ビスワナータンCEO(最高経営責任者)は、5Gネットワークの利用者が無線LAN接続「Wi-Fi(ワイファイ)」を使ったダイレクトデバイス機能と同じように、宇宙と地上の通信サービス各社が運用しているモバイルネットワークをシームレスで接続することができるとしている。利用者は人工衛星と地上のモバイルネットワークの間の切り替えの手間が省け、どこからでもインターネットにアクセス可能なユビキタス環境を持つことができるという。また、事業者は地上の通信サービス会社の既存のネットワークにアクセスするため、多額の費用が必要な地上基地局の建設が不要になるとしている。

<関連銘柄>

NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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