29日の債券市場見通し=株高が逆風で軟調地合い

債券

2021/3/29 8:36

予想レンジ:債券先物中心限月(21年6月限)151.20円-151.35円、長期国債利回り0.070%-0.090%

 29日の債券市場は売りが先行しそうだ。

 前週末の米国市場では、NYダウが前日比453ドル高で終えるなどリスク先行の動きが強まったことが逆風となり下落となった。

 国内先物・夜間取引も軟化。米債券安に加え、ドル円相場が1ドル=109円台後半まで進行。日経平均株価の続伸が見込まれるなど、外部環境はアゲインストで、円債は売り先行でスタートしそうだ。

 市場では、「年度末を控え、現物債市場も閑散相場となりそうだ。月末公表の日銀オペ運営方針への警戒も根強くあり、ポジションを積極的に傾けにくい状況にあり、円債相場は売り一巡後は小動きにとどまるだろう」(銀行系証券)との見方。

提供:モーニングスター社

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