<米国株情報>ユナイテッド航空、5年ぶりJFK空港に就航

株式

2021/3/30 10:54

 航空大手ユナイテッド航空ホールディングス<UAL>は28日、ニューヨークのジョン・F・ケネディ(JFK)国際空港に再就航した。経済専門チャンネルCNBC(電子版)などによれば15年10月以来、5年5カ月ぶりという。

 ニューヨークとは西海岸のロサンゼルスとサンフランシスコの2都市を結ぶ長距離便となり、いずれも「ボーイング767-300」を使用する。両ルートとも週1便(計2便)で運航する。

 これまでユナイテッド航空が東海岸で就航していた空港はニューヨーク・クイーンズ地区にあるラガーディア国際空港と隣接の二ュージャージー州ニューアーク・リバティー国際空港だった。JFK空港への再就航を決めたのは、旅客需要の落ち込みが小康状態となっていることから今後の旅客需要の本格的な回復に備え、JFK空港の航空会社向けの旅客ターミナルスペースを早めに確保する狙いがあったようだ。

 ユナイテッド航空は20年秋から進めていた従業員の一時帰休を凍結しており、旅客需要の本格回復に備えている。

 米国の航空会社を代表する業界団体「エアラインズ・フォー・アメリカ」によると、ニューヨーク州での20年4月の航空サービス需要は前年比56%減と、全米平均の同32%減よりも落ち込んだが、運輸保安庁(TSA)は3月初めの全米440カ所の空港での1日当たりの搭乗前保安検査の件数が135万7111人と、20年3月15日以来の高水準となったことを明らかにしており、減少が際立ったニューヨークを中心に航空旅客数の回復が期待されている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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