ベル24HDが急落、業績は計画を超過するも期待にとどかず

株式

2021/4/8 14:41

 ベルシステム24ホールディングス<6183.T>が急落。7日引け後の決算発表で、21年2月期の連結業績(IFRS)は計画を超過したが、市場の期待にとどかなかった様子。株価は前日比172円安の1702円まで値を下げている。

 21年2月期は、売上収益1357億3500万円(前期比7.2%増)、営業利益117億9900万円(同6.3%増)。新型コロナウイルス感染拡大による影響はあったものの、新型コロナ関連のスポット業務、前期から業務開始した既存継続案件の売上拡大、伊藤忠商事<8001.T>および凸版印刷<7911.T>との協業強化によるシナジー案件の堅調な推移などにより、主力の「CRM事業」が営業利益を123億6700万円(同12.7%増)に伸ばして全体をけん引。連結営業利益は従来予想を2億9900万円超過した。ただ、第4四半期(20年12月-21年2月)に限ると営業利益は16億5200万円(前年同期比26.1%減)と、2ケタ減益にとどまっている。

 続く22年2月期は、売上収益1390億円(前期比2.4%増)、営業利益122億円(同3.4%増)を計画。

 午後2時37分現在の株価は91円安の1783円。

提供:モーニングスター社

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