日経平均は282円程度高、時間外取引で米株価指数先物が上昇し一時3万円台乗せ=9日寄り付き

 9日午前9時25分すぎの日経平均株価は、前日比282円程度高い2万9992円前後で推移する。午前9時7分には、同355円37銭高の3万64円35銭と、取引時間中としては6日以来、3営業日ぶりに3万円台に乗せている。きのう8日に下げ渋る動きをみせていたことや、現地8日の米国株式市場で、NYダウが続伸し、ナスダック総合指数が3日ぶりに反発したことなどから、買いが先行。時間外取引で米株価指数先物が上昇していることも支えとなっているもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比25円高の2万9695円だった。

 業種別では、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が上昇。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株も高い。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も堅調。日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株も上げている。

 個別では、C&R社<4763.T>、SHIFT<3697.T>、UNEXTH<9418.T>、ワタベ<4696.T>(監理)、コジマ<7513.T>などが上昇。半面、北興化学<4992.T>、シュッピン<3179.T>、ヒトコムHD<4433.T>、東京機<6335.T>、三光合成<7888.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時25分時点で、1ドル=109円台の前半(8日は1ドル=109円50-51銭)、1ユーロ=130円台の前半(同130円11-15銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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