12日の債券市場見通し=下値は限られる展開か

債券

2021/4/12 8:27

予想レンジ:債券先物中心限月(21年6月限)151.15円-151.30円、長期国債利回り0.095%-0.105%

 12日の債券市場は売りが先行も下値は限られる展開か。

 前日の米国債は反落。米3月生産者物価指数が市場予想を上回り、インフレ懸念が債券売りの手掛かりとなった。今週、米国債入札が相次ぐことから、持ち高調整目的の売りも上値を抑制した。

 国内市場では、反落した米債券安の流れを引き継ぎ、売り先行でスタートしそうだ。世界的な経済持ち直し期待を背景にした資源価格の上昇などが債券売りに拍車を掛けそうだ。一方、新年度入り後に実施された10年国債、30年債、5年国債と、3つの入札がいずれも好結果で、「幅広い年限で期初の需要を確認できており、需給環境は良好。地合いは良好で下値は限られそう」(銀行系証券)との見方。

提供:モーニングスター社

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