5年連続★★★★★、新顔は「ライフポイント 安定成長型」、1ファンド入れ替わる

投信

2021/4/13 16:17

 国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、ETF除く、通貨選択型も除く)を対象として、21年3月末時点までの過去5年間(2016年4月~2021年3月、60カ月)連続でモーニングスターレーティングが5ツ星(★★★★★)となったファンドを調べたところ、前月末と同数の10ファンドとなったが、1ファンドが入れ替わった。

 モーニングスターレーティングは、運用成績3年以上のファンドを対象に、リスクを加味したリターンがその属するカテゴリー内でどの水準にあるのかを5段階の星で示したもの。5ツ星が最上位で、星の数が多いほど運用効率が優れていることを示す。

 今回は、ラッセル・インベストメントの「ラッセル・インベストメント・グローバル・バランス 安定成長型」(愛称:ライフポイント 安定成長型)が新たに加わった。

 同ファンドは、国内と先進国の株式と債券に分散投資するバランスファンド。資産配分比率により「安定型」、「安定成長型」、「成長型」の3タイプがあり、「安定成長型」の基本配分比率は株式50%(日本株式30%、外国株式20%)、債券50%(日本債券5%、外国債券(為替ヘッジあり)45%)となっている。同シリーズはまた、投資先の資産クラスの分散(マルチ・アセット)のほかに、グロース型・バリュー型といった投資先運用スタイルの分散(マルチ・スタイル)や、運用スタイルの異なる会社を組み合わせて投資する運用会社の分散(マルチ・マネージャー)という3段階のリスク分散を行い、リスク抑制しながら安定した運用を目指している。21年3月末時点の過去5年間のシャープレシオは0.87とモーニングスターカテゴリー「安定成長」の平均0.52を0.35上回り、カテゴリー内上位2%(242本中3位)となっている。

 他9ファンドの5ツ星の連続月数を見ると、「J-REITオープン(年4回決算型)」の129カ月を始め、「スパークス・新・国際優良日本株ファンド」(愛称:厳選投資)が84カ月、以下、「One 国内株オープン」(愛称:自由演技)76カ月、「フィデリティ・アジア株・ファンド」と「明治安田 日本債券オープン(毎月決算型)」(愛称:しあわせ宣言(毎月決算型))75カ月、「ニュージーランド株式ファンド」69カ月、「UBS 中国A株ファンド(年1回決算型)」(愛称:桃源郷)68カ月、「明治安田 日本債券ファンド」(愛称:ホワイトウィング)67カ月、「野村Jリートファンド」61カ月となっている。

 一方、21年2月末まで83カ月連続で5ツ星であった「セゾン 資産形成の達人ファンド」が21年3月末時点に4ツ星となった。

提供:モーニングスター社

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