今晩のNY株の読み筋=ワクチン関連報道には敏感に反応か

株式

2021/4/14 17:46

 13日の米国ではジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製ワクチンの接種が中断され、警戒感から売りが優勢となった。2回接種が必要なワクチンが多いなか、J&J製のワクチンは接種が1回となっているため、接種の加速が期待されていた。14日の米国株式市場でも、ワクチン接種の進展具合などをにらみながら神経質な展開が予想される。ただ、米政府は接種計画に影響はないとしている。米国内では金融機関の決算が本格化することから、企業業績に関心が向かいやすい。ワクチンに関連して新たなネガティブな材料が出てこなければ、業績期待の買いが支えになりそう。

 このほか、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演をはじめとするFOMC(米連邦公開市場委員会)の投票権を有するFRB(米連邦準備制度理事会)関係者の発言機会も多く、こちらにも関心を払っておきたい。

<主な米経済指標・イベント>

経済指標=ベージュブック(米地区連銀経済報告)

企業決算=JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス、ウェルズ・ファーゴ

要人発言=パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が講演、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、クラリダFRB副議長、ボスティック米アトランタ連銀総裁が発言

◎投資関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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